全日本ローソク工業会

  Japan Candle Industry Association


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  ローソクあれこれ---日本におけるローソクの歴史

わが国に仏教が伝来したのは西暦538年(飛鳥時代)で、この時にローソクも伝えられたと云われています。これが事実ならかれこれ1500年近い歴史があります。このページでは国内における主な足跡をたどって見ましょう。
       

飛鳥時代--奈良時代(6世紀後半--794)

この時代に中国から仏教と共に蜜ローソクが輸入される。747年に記された大安寺流記資材帳に、722年元正天皇から同寺が"蝋燭"を賜ったとする記録が在り、この古文書が我が国で"蝋燭"(但し現在の蝋燭の文字とはかなり異なる。資料参照)の文字使った最古のものとされている。


平安時代(794-1185)

遣唐使の中止によりローソクの輸入が少なくなり、それを補う為松脂(松やに)を使用して国内での製造が始まった。
         

鎌倉時代(1185-1333)

            

宋からも木蝋等で作られた蝋燭が輸入され武家社会にも除々に広がる。

          

室町時代-戦国時代(1336-1573)

1500年末期中国から輸入したハゼの実を栽培して木蝋を作り百万長者になった者も出現するなど和蝋燭が一層普及しだした。がまだまだ贅沢品。「甲陽軍艦」に1568年6月、武田信玄が織田信長に蝋燭を進献したとの記述がある。

          

江戸時代(1603-1868)

            

商工業の発展につれ、灯りの需要が高まり、ひいてはローソクの需要も増大した。そこで多くの藩が蝋座、蝋会所等の役所を設けて財政確保を図りつつハゼ蝋やウルシ蝋の増産を推進した。特に長州藩は”三白一蝋”と呼んで、米、麦、粟とならんで、蝋の生産には力をいれた。また江戸等の大都会にはろうそく問屋も出現した。


          

明治時代(1868-1912)

            

更にローソクの需要が増大して行く。そこでハゼ蝋やウルシ蝋から作られる和ローソクでは大量生産に限界があるので1870年岩崎弥太郎が西洋ローソク(石油やオイルシェル由来のパラフィンワックで作られていて、その低粘度の為成型性が良く量産が容易である)を初めて輸入した。この西洋ローソクの我が国における最初の量産は1873年東京の開運堂と云われているが、何処製のパラフィンワックスを使用したかはっきりしない。1890年(明治23年)頃にはスタンダード石油(エクソンモービルの前身)が、1900年(明治33年)にはライジングサン(シェル石油の前身)が我が国への輸出を始めて西洋ローソクの安定生産に寄与した。
            

現代(1912----)

            

徐々に和ローソクから西洋ローソクにシフトして行く。パラフィンワックスも1916年には旧日本石油が、1930年には日本精蝋が製造を開始し、より西洋ローソクの量産が可能になった。しかし灯りが石油ランプや電灯に代わって行く中でローソクは明かりをとる道具から宗教儀式の必需品、そして各種イベントを演出するものや生活をエンジョイするものに変化してきた。

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